こんにちは、おめん仮面です。
アルコール依存症は内臓疾患やアルコール依存だけではない別の精神疾患にも悪い影響を及ぼすだけでなく、脳にも大きくダメージを与えます。
ですので、今回はそんな脳を楽しく回復することができる方法をご紹介します。
なんだろう?おめんはジグソーパズルだと思うなぁ…
さて一体何なのでしょうか?始めていきます。
その前に一人ブロガーさんのご紹介をさせていただきます!
それは、こちらの藤井あゆむさん。以前おめんをブログでご紹介していただき、Twitterでもやり取りをしてくれている楽しい方です。
Twitter:
ブログでは生活に役立つ情報や、考え方の工夫が、書かれております。おめんも、マインドやパソコン関係の工夫など、色々と参考にさせていただいています。
ブログ:
前回からおめんブログに写真を張り付けていますが、お陰様でブログに合わせたサイズの貼り付けができるようになりました!
▼ちなみに、立派に写真を張れるようになった第一号はコチラ
アルコールによる脳のダメージ
まずは脳が受けるダメージについてを、説明いたします。
アルコール依存症は脳の萎縮を引き起こします。
萎縮する場所は主に大脳。特にその中にある前頭葉です。
大脳の機能は主に記憶力です。そして前頭葉の機能は計画性や判断力、集中力をつかさどっています。
お酒を止めたばかりで、ある程度元気になったと思っても、実はまだまだ脳の大事な機能はダメージを受けたままなのです。
かなり怖い症状ですが、もちろん酒による脳委縮は酒を止めることによりある程度元に戻ってきます。
まずはお酒を止めたまま、脳の回復を待ちましょう。
しばらくお酒を止めていく中、少しでも早く回復したいと、今度は焦りを引き起こしてしまうケースが度々あります。
今までお酒で失ったものを早く取り戻したいと思ってついつい焦ってしまいがちですが、そんな状態で思い切って行動しても脳がついて行きません。
お酒を止めたばかりの時は、脳の休息とある程度のリハビリが必要です。
リハビリは、沢山人と話すことが一番効果的ですが、日々生活を送っている中、常に誰かが一緒にいるわけでもありませんし、一人になりたいことだってあります。
そんな時にうってつけの一人遊びがジグソーパズルです。
ジグソーパズルの効果
かなり前に入院した病院のデイケアで、多くの利用者さんが行っていました。
おめんはその時デイケアには通わずに、退院して病院を後にしたので気にはなってました。
そして時を経て、いざジグソーパズルに挑戦してみると、なぜあの時みんなしていたのか分かった気がします。
では、ジグソーパズルの何がうってつけなのか、おめんがパズルをしながら感じた事も含めて書いていきます。
集中力
おめんの好みに合っていたのか分かりませんが、一つ一つコツコツ確実にゴールに向かって行う作業がとても楽しく感じました。
パズルの王道の攻略法、淵のピースから作っていきます。
そのできた淵の中に、少しずづ絵が出来ていくのが気持ち良かったです。謎の快感におめんはパズルに夢中になりました。
1ピース1ピース、どの辺のピースなのか確認しながらはめていく作業はかなりの集中力を使います。
もちろん集中し過ぎたら疲れてしまうので、ほどほどに切り上げてコツコツ仕上げるのが一番です。
忍耐力
始めたからには終わらせないといけません。「もうしんどいやーめた」と言ってせっかく買ったパズルをゴミ箱に捨てるのは勇気がいります。
さらに先に淵を作ってしまったら、場所は取るけど崩すの勿体無いのでもう完成させるしかありません。
謎の快感に夢中になってるとはいえ、おめんもピースがどこにも見つからないときは少しイラっとしたものです。
しかし、見つけた時はものすごく気持ちが良いです。快感にはある程度の忍耐が必要ですね。
想像力
パズルを組み立てる際、ある程度のピースの場所を予想して、大体の位置に分けていく作業も必要です。
一見、簡単なような作業ですが、ある程度の脳の計画性、判断力の作用を刺激します。一言で言うと考える力です。
とにかくお酒でマヒしてしまった脳にはたくさんの良い刺激が必要です。その刺激が脳を活性化させます。
人間らしくあるための前頭葉
前頭葉は子どもから大人にかけて最後に発達する脳の部分です。その最後の発達で人間らしさが培われます。
入院中に習ったことですが、その大事な前頭葉はお酒に酔ってダメージを受けることはもちろん、お酒を摂取し続けることで、発達が止まってしまいます。
つまり、13歳でお酒に依存してしまったおめんの前頭葉は、大体13歳くらいだということです。
おめんは早生まれなので13歳の時期は中二です。マジかよ!考え方の機能がピンポイントで中二かよ。
そう言われると、心当たりはあります。仮面被りたがる所とかですかねぇ!
おめん流、脳活性化パズル術
中二のおめんはあえて「方法」を「術」と呼びます。いきなりパズルで年相応の脳の活性化を図れるわけではありませんが、刺激が与えられる以上、確実に効果があります。
ここからはおめん流のパズル術を紹介いたしますので、もしよろしければ参考程度に読んでいただきたいです。
絵柄選び
まずは自分の好きな絵柄を選びましょう
カッコつけてお城とかにしようかと思いましたが、やっぱりここは好きなものを選びます。おめんはゴジラにしました。おめんの部屋にゴジラが飾れるワクワク感で諦めることなく続けることが出来ました。
置き場所
おめんは1000ピースを選びましたが、結構大変…場所も取りましたし。
作業部屋は床に置くところがありませんので、寝室のテレビをどかしてスペースを空けました。
ベッドでゴロゴロしながら見れる位置にテレビを置いていたのでしばらくゴロ寝テレビはお預けです。
しかしそれが功を奏しました!寝起きでパズルができるのです!
パズルを組み立てる時間帯
今までは、朝起きてとりあえずスマホを触って、完全に目が覚めるまでスマホをポチポチがルーティーンのおめん。完全に良くないパターンです。
それをおめんは朝起きてすぐパズルをする習慣に変えました。するとどうでしょう。
どうなったというのですか?
突然なんだコイツ。どうなったかと言いますと完全に目が覚めるまでの時間が、全く変わりました。
それまでは、起きて『あと15分くらいゴロゴロできる…』と思い、スマホを観ながらダラダラします。そして動き出さないといけない時間が来るとうとうとする目を擦り、憂鬱な状態で活動を始めます。
しかし、朝パズルを始めてからはすぐに布団を出てパズルを始めます。最初は寝起きで頭が回りませんが1ピース1ピース探していく内にじんわりと目が覚めていく感覚が分かってきます。頭が徐々に動き出しているあの感覚。それがもうたまらんのですよ…
謎の快感に目覚めたおめんは、朝の15分じゃ全然パズルが埋まらないと思い少しだけ早起きになります。
今まで憂鬱に思っていた朝に少しだけでも楽しみを見つけた事によって、過ごす一日も良い方向に変わりました。
夜寝る時も『朝が来るのが嫌だなぁ』という気持ちが少し薄れました。
そして30分~1時間弱くらい集中してパズルをするといい感じに疲れますので、スマホを触ってゴロゴロするよりかは、後ろ髪を引っ張られる思いも少なく切り上げて一日の活動に移ることができます。
そして明日の楽しみを残しつつ、楽しく脳を活性化する習慣をつけていきました。
まとめ
今回のことをまとめると
- アルコールは脳にもダメージを与える。
- 特に大脳と前頭葉のダメージが大きい。
- 前頭葉は人間らしさをつかさどる大事な部分。
- お酒を飲み始める時期が早いほど、発達も阻害される。
- おめんは寝室で、朝パズルをすることで朝の憂鬱感が少し緩和された。頭もスッキリした。
と、こんな感じです。
パズルが、アルコールで傷んだ脳の活性化をさせる一番の方法であるかは分かりませんが、実践した限り、少なくとも効果は実感しました。
そしてパズルはゴールに向かって正解の一手を探し、コツコツと黙々と行う作業です。苦手な方も訓練の一環として行うのもいいかもしれません。
なぜならお酒を止め続ける、いわゆる断酒という作業もゴールこそはありませんが、断酒という正解の一手を、毎日毎日確実に積み重ねることがアルコール依存症からの回復であるからです。
パズルだって、途中イライラしたり投げ出したくなることがあります。しかし、どうにか工夫してその気持ちを回避してコツコツ続け、確実に埋まるピースの数を増やしていくと、きっと楽しくなってきます。
断酒も同じことです。毎日断酒していく中、もちろん苛立ちや先が見えず途方に暮れることがあるかもしれません。
その感情をどうにか工夫して自身の試行錯誤で避けながら一手一手積み重ねていきます。
そんな観点からもパズルはアルコール依存症にとって脳のリハビリはもちろん断酒生活を送るために必要な考え方のヒントにもなるのではないでしょうか?
なんだか自分でも鳥肌の立つほど良いまとめです。それもこれもきっとパズルのおかげでしょう。
ただ唯一心残りなのがさっき唐突に出てきたアイツです。
膨らませることもちゃんと活かすこともできませんでした。 まるで、はめる場所を見つけられないピースが出てきた時のよう…
まだまだおめんも回復途中ということですね。引き続き、楽しいことしながら回復し続けます。
▼最後まで読んで下さりありがたき幸せです!しかし、それだけでは飽き足らずの欲張りおめん… クリックして応援していただければさらに幸いです!